早速Visual Studioの環境設定をするか・・・と思ったのも束の間、libディレクトリにあるライブラリファイルがこんなことになっていました。
.a なのでUnixのスタティックライブラリでしょうか。ということはWindowsでは使えないので、自分でOpenCVをコンパイルしなければなりません。
OpenCV2.0からはビルドにはcmakeを使うようになったようです。以下のページから入手してインストールします。
cmakeを実行したら、OpenCV2.0をインストールしたディレクトリを指定して、「Configure」ボタンを押します。すると以下のようなダイアログが出ます。ここで例えば「Visual Studio 9 2008」を選ぶと、Visual Studio 2008用のソリューションファイルが出力されることになります。各自の持っているビルド環境に合わせて選択します。
最初は真っ赤になりますが、もう1回Configureを押すと「Generate」ボタンが押せるようになると思います。Generateを押すと、指定した出力先にVisual Studioのソリューションファイルが生成されます。
出力先のディレクトリに移動し、OpenCV.slnを開き、そのままビルドを始めます。大量の警告が出るはずですが、警告は正常のうちですから無視します。
ビルドが終わると、binにはcv200.dllなどのDLLファイルが、libにはcv200.libなどのスタティックライブラリが生成されているはずです。
DebugとRelease両方でビルドしなさいとReadmeには書かれています。普通にネイティブで使う人はそうしないと困ることになりますが、私はどうせラッパーからしか使わないのでReleaseのバイナリだけで問題なさそうです。