だんだんいい加減になっているこのシリーズですが、MSERのサンプルを作ってみたのでご紹介します。MSERの関数はOpenCV 2.0で追加されました。
続きを読む"VideoInputSharp"をつくってみた
オープンソースプロジェクト第二弾。
https://github.com/shimat/videoinputsharp
videoInputの.NET Framework向けラッパーです。videoInputというのは、DirectShowによるビデオキャプチャを容易にできる、C++向けライブラリです。Windows限定なのでラッパーはC++/CLIで実装しました。
OpenCVにもvideoInputは組み込まれているらしいのですが、どうもCvCaptureからだとフレームレートがいじれない様子。またそもそも、このラッパーは別にOpenCVを意識しているわけではなく、様々な用途に使うことができると思います。
出力としてはキャプチャした画像のピクセルデータのバイト配列(byte[])、もしくはそのポインタ(IntPtr)が得られます。何らかの方法で、そのデータをBitmapやIplImageなどの画像へ書き込む必要があります。
続きを読むOpenCV2.0対応版OpenCvSharpを公開
気付いた範囲でOpenCV2.0で増えたcvの関数を追加しました。
http://code.google.com/p/opencvsharp/downloads/list
OpenCV2.0をインストールするとbinディレクトリには「libcv200.dll」といったDLLが置かれていますが、OpenCvSharpはこれらは読み込みに行きません。読み込もうとするのはlib無しの「cv200.dll」「cxcore200.dll」といった名前のDLLです。これらはCMakeにより自分でOpenCVをビルドすると生成されますので、あらかじめそれをしておくことが前提です。
CMakeでDLLを生成したら、通常ならパスが通っていると思われるOpenCVのbinディレクトリに置くか、若しくは実行ファイルと同じ場所に置きます。
C++ Interfaceは現状では対応の見込みはさっぱりありません。ソースを見ているとラップは非常に困難そうなので、もし作るとすればC#だけで見よう見まねで実装ということになるでしょう。
PLAYSTATION Eye を.NET Frameworkから使う
PLAYSTATION Eye について
PlayStation3用のカメラとして、「PLAYSTATION Eye」というものがあります。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2008/07/24
- メディア: Video Game
- 購入: 4人 クリック: 110回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
私はPlayStation3は持っていませんが、PCでもドライバを入れれば使えて、しかもなかなか値段の割に高性能、という話を聞いたので、買ってみました。ブックオフで偶然、Amazonよりさらに500円ほど安い4000円弱ほどの値段で見かけたので即買いでした。
ドライバの入手
以下のページから入手できます。Donateのすぐ上のあたりです。現在での最新版はv3.0.0.0901だと思います。
http://alexpopovich.wordpress.com/2008/10/02/sony-ps3eye-camera-directshow-capture-source-filter/
ダウンロードしたら、インストールします。インストール後Windowsを再起動し、デスクトップにある「PS3Eye Test App」を実行して、正常に動作するか確かめましょう。
気持ち悪いほどスイスイ動きます。320x240なら125FPS、640x480なら75FPSまで可能です。この価格帯にしては非常に高性能だと思います。